どれが「積立」?「掛け捨て」?初心者が保険で得するための基礎知識

更新日:

「積立」と「掛け捨て」って何?保険で得するための基礎知識」の続きです。

「積立」や「掛け捨て」になる保険はどんなものがあるの?

保険の仕組みをまず理解することが大切

保険料が「積立」なのか「掛け捨て」なのかは保険の対象になることがどれくらいの確率で起きるかで決まります。
「積立」と「掛け捨て」の違いが全然わからない方はこちらの解説をごらんください。

保険屋はビジネスだということ

「積立」なのか「掛け捨て」なのかを考えるときにまず理解したいのが、保険というのは保険会社がビジネスでやっているということです。ビジネスというのは「利益を生み出す」ことを言います。

つまり、得(利益が出る)なことには積極的損(利益が出ない)なことはやらないか確実な方法を取るということです。保険屋さんも人間がやっているので、利益を生み出してそれでお給料を払ったりしています。ボランティアではないので儲けなしでは出来ません。

コレを理解してるだけで保険屋さんと話がしやすくなったり、一見良さそうな儲け話の穴にハマりにくくなります。

得なとき、損なときってどんなとき?

将来起こること
ここで例としてある人の将来に起こるかもしれない次の4つのことと起こりやすさを考えてみます。

「死ぬ」
「風邪をひいて病院に行く」
「事故で骨折して入院する」
「難病にかかって治療する」

このうち一番なりそうなことは何でしょう?
「死ぬ」
ですね。人はみんな死ぬので確率は100%です。

では一番ならなそうなことは何でしょう?
「難病にかかって治療する」
ですね。仮に1万人に1人なる病気として、0.01%です。

では、「風邪をひいて病院に行く」と「事故で骨折して入院する」はどうでしょう?
「風邪をひいて病院に行く」は絶対とは言いませんが、大半の人は一生に1回は行くでしょう。なので2人に1人として50%とします。

「事故で骨折して入院する」はめったにないと思いますが、でも十分ありえます。私は事故で骨折して入院しました(笑)なので、20人に1人として5%とします。

預かったお金を倍にして返す、と約束したら損をするのはどれ?

では、保険料として1万円預かり、上の状態になったら倍の2万円にして返すと約束するとします。

損をするのはどれでしょう?

まず、確実に損をするのは100%起こる「死ぬ」ですね。全員「死ぬ」ので、1万円を2万円にしますと約束したら保険会社は損をします。1人から預かったら1万円の損、100人預かったら100万円の損になります。

では「難病にかかって治療する」はどうでしょう?
1万円を2万円にしますと約束しても0.01%の人、つまり1万人に1人しか「難病にかかって治療する」にならないので、保険会社はおそらく得をします。100人から1万円ずつ預かったら100万円、そのうちの1人が難病の治療をするので2万円払っても98万円の得になります。

残りの2つのケースについても同じように考えます。

「風邪をひいて病院に行く」のは2人に1人なので、100人から1万円ずつ預かって100万円、そのうち50%の50人が風邪で通院するので50人✕2万円=100万円が必要になり、保険会社に残るお金は0円になります。

「事故で骨折して入院する」のは20人に1人なので、100人から1万円ずつ預かって100万円、そのうち5%の5人が事故で骨折して入院するので5人✕2万円=10万円が必要になり、保険会社に残るお金は90万円になります。

このことから預かったお金を倍にして返す、と約束したら損をするのは「死ぬ」「風邪を引いて通院する」です。

「風邪を引いて通院する」も?

そうです。手元に残るお金が0円ということは、保険料を集めるために働いた人のお給料が出せないということなので損をしています。

この考え方が出来るようになれば、あれ?この保険料でこの保証って成り立つの?おかしいかも?って気づけるようになります。

どのパターンなら“保険”のビジネスが成り立つでしょうか?

ココまで検証した次の4つのケース。
「死ぬ」
「風邪をひいて病院に行く」
「事故で骨折して入院する」
「難病にかかって治療する」

保険として成り立つのはどれでしょうか?
ここで「積立」と「掛け捨て」の考え方が出てきます。「積立」と「掛け捨て」ってなに?って方はこちらの記事をまずお読み下さい。

必ず発生することには「積立」、発生しないこともあるのは「掛け捨て」

基本的に100%起こることに対しては「積立」、発生しないこともあることには「掛け捨て」にします。

つまり、死亡保障みたいな100%絶対に起きることに対しては一時的に保険会社にお金を預ける「積立」になります。「掛け捨て」にすると100%起きるので保険会社はお金がマイナスになってしまい成り立ちません。

「積立」型の保険には、終身保険(死亡保障)個人年金学資保険などがあります。これは解約したときに戻ってくるお金になります。そのため、1回に支払う保険料も高いです。

逆に「掛け捨て」型の保険は起こらない可能性があるもの、つまり入院手当手術手当ガン保険先進医療特約などがあります。これは1つ1つは1回に支払う保険料は「積立」型の保険より安い傾向があります。ただいくつも集まると金額もあがりますし、解約しても戻ってこないので、そこは注意が必要です。

死亡保障などは例外がありますが、大まかな考え方としてこう考えておけばいいと思います。

つまり、小さな掛け金で大きくリターンはないですよ!ということを見抜くべし

どうして保険屋の利益について考えたかというと、ローリスク・ハイリターンはないということです。

「月々の掛金安く、万が一のときは大きな保証(5000万)!」みたいな保険は要注意です。

保険の更新があって数年ごとに月々1.5万が3万、7万と保険料がアップしたり、保障の適応年齢が65歳で66歳になったら保障外、おまけに掛け捨てだったので今まで総額3000万くらい保険料支払った65歳過ぎたら100万しか返ってこなかったということもあるわけです。

コレが保険屋に騙された!ってよく言われるケースですが、そもそも保険のしくみを理解せずに耳障りの良い文句に釣られた本人にも責任があります。

保険の見直しは複数の保険会社から最適なものを選ぶ専門家FP(フィナンシャルプランナー)に相談しよう

少なくとも保険を理解して話ができるようになればいくつもある保険会社から一番良いものを組み合わせて自分のための最適な保険を組めるわけです。そのためには保険の最低限の知識が必要です。

FP(フィナンシャルプランナー)はお近くの保険相談窓口(ほけんの窓口など)を利用したり、インターネットで相談を依頼することが出来ます。意外と窓口がなかったりするので、インターネットでまずは相談すると早いと思います。



スポンサーリンク

-保険

Copyright© もやコレ! , 2018 All Rights Reserved.